2010年12月27日月曜日

「マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術師 新装版」の"しなちく"

マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術師 新装版、つい買っちゃいました^^;。



マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術士 新装版(上) (マジキューコミックス) [コミック]
・ 著者: 越智 善彦
・ 出版社: エンターブレイン
・ 発売日:2007/7/25
・ メディア:コミック

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マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術士 新装版(下) (マジキューコミックス) [コミック]
・ 著者: 越智 善彦
・ 出版社: エンターブレイン
・ 発売日:2007/7/25
・ メディア:コミック

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初読だったのですが、買った当日にすぐ読んじゃいました。ザールブルグいいですね。アーランドもグラムナートも好きですが、ザールブルグ大好きです
感想はあらためて書きたいのですが、ひとつ気になったところがあったので、メモメモ 〆(._.)。

本の中では、"しなちく" って間違えて呼ばれた竹刀ですが、エリーが錬金術で調合して(?)いる様子が、上巻の p.193 に描かれています。錬金術便利~(ってそういうモノ作るシゴトでいいのかなw)。でも、その後読み進めると、実は上巻 p.339 ぐらいに竹刀の作り方を学んで作ってみる様子も描かれています
ページの進むにつれ時間が進んでいると、これはおかしいんじゃないかなと思ったので、少し他の様子も見て確認してみました。
どうやら p.193 のところの爆弾落として温泉が吹き出る回「大空の酔っ払い」は、p.339 の竹刀を初めて作る時「第12話 未来の「もしも」はいろいろありそうだからネ」より後のお話のようです。前者では空跳ぶほうき、マリー用とエリー用 2 つあって 2 人とも飛ぶとき用にゴーグルがあるんですが、この p.193 の話の直後ではまだ 1 つしかなくゴーグルも新たに出てくる話になっていて、「大空の酔っ払い」はここだけ(?)時系列に沿っていない、もっと先の話なのだと思います。おそらく p.339 のエピソードより後の話なのでしょう。基本的に時系列に並んでいる本なので、ちょっと誤解を招きそうかな?とも思います。

小ネタですが、よんだメモとして (='ω')ノ

2010年9月25日土曜日

メリヒヨP のスピッツと「生きもの地球紀行」

タイトルがすごく分かりにくいですがw、恒例の(?)メリヒヨP の作品の感想です。今回は男性音源編〜。

【UTAU 宮坂ミト】スピッツ 空も飛べるはず


ライブラリの特色が出ているので、新鮮な気持ちで聞ける感じです。逆に原曲に忠実なほうが好きな人には、そこまで評価は高くないかも? サビ部分は特にいいです。「はず〜」とか「流れたら〜」とか。

【UTAU 大和内庵】「生きもの地球紀行」より Tomorrow


渋くて、動画として伸びる選曲ではないのかもしれませんが、とても良い選曲だと思います。特に大和内庵にあっている歌で、感動的です。個人的にこの曲はずっと好きだったので、初回聞いたときは歌詞をじっとみながら聞き入ってしまいました。好き嫌いあるかもしれませんが、1 度聞いて確かめないとと損です。
再生数が伸びないのは少し残念だけれど、好きな人に少しずつ評価されたらいいですね。ニコニコだとそういう人にリーチするのは難しいのかな?でもじゃあ youtube はと考えると、むしろそのほうがリーチしないような気もするのですよね。潜在的にこういうの、好きな人いると思うんだけどな。


メリヒヨP のマイリスト連続再生幸せ〜♪
http://www.nicovideo.jp/playlist/mylist/14309270?sort=6

2010年9月19日日曜日

「光の強さ」ってなんでしょう?

光の"強さ"って、いつもよくわからなくなっちゃうんですよね。互いに関係あるものもないものもいろいろあるので...。すっきりさせるために少し時間をかけて調べてみました。
例えば、物理の教科書的なエネルギーの強さって h×ν(振動数)ですよね。でも光子の量が多いと生活感覚でいう光が強い、ということになるような気がします。

相互の関係を考慮せず、いろいろあげていってみると
・光子のエネルギー=h×ν=h×c/λ
・光子の数 (n) が多い=n×h×ν
・光子あたりの明るさ∝振幅の 2 乗
・位相が揃っている場合に光が強くなる
・位相が揃っていて回折などの解析に便利(強さではないけど)
などですね。

上の "強さ" を全部まとめると
 光のエネルギー = C(定数)×A^2 (振幅の 2 乗) = n×h×ν
とのことで、波長と光子の数 (→ 振幅とh×νから光子の数が決められている。位相が揃うと大きくなる) で決まってくるようです。
下記記事で、「10億倍強い光が出せる」という意味が分からなかったので、光の強さについて考えてしまいました(100 兆分の 1 秒を観察 夢の光・XFEL 施設公開 (asahi.com))。

<抜粋>
細胞の働きや、化学反応の仕組みを原子レベルで観察できる夢の光「X線自由電子レーザー」(XFEL)の施設が兵庫県上郡町にほぼ完成し、17日、報道機関に公開された。世界有数の性能を誇る大型放射光施設「スプリング8」より、10億倍強い光が出せる。基礎科学だけでなく、新薬や電池の開発などに役立つという。10月に試運転を始める。

記事の XFEL でつかえる光の特色は、X 線領域の特定波長で、位相が揃っていて便利につかえて、振幅が大きく強いということなのかな、と思いました。イメージですが^^。まちがっていたらごめんなさい。XFEL についてはこちらがわかりやすかったです (X線自由電子レーザー (kyoto-u))。

いろんな分野で思いますが、新聞の記事って微妙だなって思います。詳しいわけではないし、速報性もネット等より高くないことも多いし。紙媒体だともっとしっかり書いてあるのでしょうか?^^;

2010年8月29日日曜日

テガミバチ(アニメ、全 25 話) 感想

6 月にテガミバチ (アニメ、全 25 話) を見ました。そのときの感想です~。



テガミバチ 1 [DVD]
・ 出演: 沢城みゆき, 福山 潤
・ 監督: 岩永 彰
・ 販売元: バンダイビジュアル
・ 発売日:2010/01/27
・ メディア:DVD

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この物語は基本的に、テガミバチという郵便屋さん兼退治屋さんが、何か事情がある依頼主の手紙を届け心を伝えることで人が少し幸せになるひとつひとつのお話の集合で、その中で特殊な世界の事情や大きな事件が明かになっていくという構成です。

世界観は多少とっつきにくいですが舞台装置として面白く、よこたわる問題も興味深いので、毎回の個別のお話が楽しめ、キャラ作りが嫌いでなければ楽しめる作品だと思います。
個人的感想としては、今期の 25 話の描写では、世界の広がりが感じにくかったのが少し残念だったのと、依頼者(やその類似の立場の人)が実は悪役という展開が稀だったりして、個別のお話の展開が単調になりがちだったのが気になりました。ただ、基本的に個別の物語はある程度楽しめますし、ゴーシュとテガミバチの組織を巡る問題についてはとても面白く、終盤は特に情報が少しずつでてくるのが楽しかったです。

百合観点(妄想)での楽しみはあまりないかな。ゴーシュの妹のシルベットとニッチのちっちゃいペア、もしくはシルベットとアリアさんかな。前者のほうが機会は多いけれど、シルベットとアリアさんのほうがドキドキする。でも、基本あまり期待はできないですし、想像するにしても百合ではオススメできないですね。残念。
キャラクタとしては、男ですがザジが可愛かったです。シルベットも結構好き。ゲボマズスープはダメです^^。

ゴーシュの所在など大きな問題については今期の最終話で端緒についた状況ですので、2 期も少し楽しみです^^。

2010年7月11日日曜日

フィリーさん@トトリのアトリエ

フィリーさんいいなー。トトリのアトリエほしいな。

2010年4月4日日曜日

まんがの作り方 2 感想

まんがの作り方 2 を読んだのでその感想〜。



まんがの作り方 2
・ 作者:平尾 アウリ
・ 出版社/メーカー:徳間書店
・ 発売日:2009/8/20
・ メディア:コミック

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まず、平尾アウリさんの絵、すごく好きです。百合関係なくても買っちゃうレベル。そして百合向きなタッチの絵だとも思う。ただ、漫画を構成にするには使い勝手が難しい絵柄なのかな、ともちょっと思います。キレイすぎるというか、派手な動きや表情が作りにくい感じがして。こちらの作品とは好対照かなと思います。言うまでもなく、どちらも大好きです!^^。この作品の対象とした題材は、漫画を描くという動きが出にくい実質的テーマで、百合という感情の機微を描くことが多い感情部分のテーマですので、アウリさんの絵柄の不利な部分を消してくれていると思います。絵柄にマッチした、設定、ストーリーなのだとと思います。(逆にこういう内容だから、絵柄をあわせているのかも。)
ちょっと読んで積ん読つもりだったのですが、雰囲気や感情をよみとる作品で複雑な説明もなく面白かったため、全部読んじゃいました。すごく説明が難しいですが、面白さのタイプが、最近見たり読んだりしているものと違うんですよね。もちろん少年漫画的でもないし、コメディでもないし、リアリティを追求している分けでもないし、男性向け百合(ってどんなだ^^;)とも違うし、日常を描いていてもいわゆる「ゆるい日常を描いた」感じでもない気がします。少女マンガとも違うよね(少女マンガだと括りが大きいですね...サブジャンルがわからないな〜)。面白さの出処ははっきり言葉に出来ませんが、ちゃんと百合を描こうとしている感がひしひしと伝わってくるというか。アウリさん自身、「百合」ってなんだろう、どういうことだろう、どう描けるだろう、って深く考えている気がします。なんとなく、ですが。
わたしの場合、2 巻をバッと読み終え、1 巻を読み直して 1 巻の評価がアップしました^^;。どうも主人公 2 人の関係の描き方が、彫刻を掘っているような感じがします。1 巻で外形がわかり、2 巻で輪郭が見えてきたような。その形が好みなようなので、石材から姿が現れるのを喜んで横で眺めているような。つまり、2 巻は 1 巻と補完関係にあって、1 巻を踏まえてよりキレイで好きな関係が描かれているように思いました。なので、テクニカルな部分は分かりませんが、1 巻、 2 巻でどちらがいいとは言えない感じです。となんとなく。
また、上にも書きましたが、逆に 2 巻を読んで 1 巻を読むと、感じ方が深まっていて評価が上がる感じでした。もちろん 2 巻で 1 巻の前のできごとを描いていて、そこが分かって感情がつかめるから良いという効果が大きいですが、登場人物のディティールが少し分かっているので、そこから来る深みもある気がします。まんがの作り方に関しては、2 巻の後に 1 巻を読み返すの、オススメです。
キャラクタというか登場人物としては、"先輩"、かっこいいですよね。2 巻になってだんだんかっこよくなってきたかも。結構サバサバしてるし。新しく出てきた武田さんも、いいな。主人公 2 人の関係はもちろんとして、武田さんと "先輩" もいいです。ぎくしゃくしつつ、ちょっと優しいのは、やっぱり...狙いがわかってても抗えない...^^。
主人公 2 人の関係は、先に書いたように、どのように感情が動いていくか、好きになるか、説得力を持たせるようかなり考えて描いている気がして好感が持てました(そう分析的に一歩ひいて見られちゃうのは、作り手としてはちょっとした失敗、なのかも知れないけれど^^;)。アウリさんって、そういう意味で、すごく誠実というか真剣な人ですよね、絵のタッチからも分かる気がしますが。
値段もお手頃ですし、かかる時間コストもアニメや小説に比べたら小さく、得られるもの(百合!かな^^)は同等かそれ以上なので、苦手属性(百合や絵柄かな?)がなかったら、オススメです