2012年6月26日火曜日
Minecraft が重いとき(軽量化、performance)
Minecraft をしていて重いときにできること。
メモのおしながき。
(1) Minecraft の設定を変更して処理を軽くする
(2) MOD を入れて処理を軽くする
(3) ハード、OS 側の設定を変更する
(1) 描画範囲やアニメーション設定などを軽いものにすれば、いいね。
(2) だと OptiFine や OptiMine などの MOD を入れて、さらに描画設定をいじるのが一般的みたい。
他にもいろいろな MOD を試したいときは、「minecraft performance MOD」 あたりの検索語で調べるといろいろ見つかるみたい。日本語だと「軽量化」っていうことが多いから、そちらの訳語で検索しがちかもしれないけれど、「performance」のほうがいいと思う。
(3) はメモリが多くていいグラフィックボードでいい CPU のマシンにする、java のランタイム jre を更新する(効果あるのかな?)、minecraft のプロセスの優先順位を上げる、とかとかかな。
あとあと、メーカー製の PC の場合、パフォーマンス優先にする設定がある機種があるので、確認すると幸せになれるかも、ですね。ですね。
2012年6月24日日曜日
「メッされてキャッ」 感想
「メッされてキャッ」 は 7 つの短編がつまった百合姫コミックの短編集です。百合の恋愛未満〜共同生活まで、幅広い関係を描いています。
メッてされてキャッ (百合姫コミックス)
・ 著者:田仲 みのる
・ 出版社:一迅社
・ 発売日:2012/4/18
・ メディア:コミック
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1 つの本になっているけれど、それぞれお話の雰囲気が違う感じなのが特徴ですね。Amazon の書評では「あっさりしてて」や「描写がもうすこし」という意見でちょっと評価は低いですが、すんかは少女漫画的(とかかれてる)表現や、あっさりしててそこから膨らませるやや文学的な感覚も好きなので、じゅうぶんに楽しめました。
百合姫の他作家さんの本は、意識的にそう描いているわけじゃないと思うけれど、物語の根底にある雰囲気は近い短編が集まったものが多かったような気がしますがど、「メッされてキャッ」は少し短編ごとに物語の雰囲気が違うなって。
全然別、って訳じゃないのですが、相対的に物語の雰囲気の違いが大きいってことかな。
1 つ目。「わっかはねはね」は、現実的なおとなの生活の、ストレスの中での 2 人の関係を描いています。こういう現実的なところでの作品って、結構好きです。男女でこういう関係を描いた作品って時折ありますが、百合で少し何か違って、いいなあって思えます。
2 つ目の「くまさんについて」。ずっとお互いに好きで互いにうすうす分かってても言い出せない、もどかしい関係の作品で、かまをかけて失敗するっていう、百合である王道パターンを踏襲しています。いつもアプローチしてるのにっ、ってお話しですが、ありがちでつまらない感じになっておらず、逆に王道が活きてにやにやしながら楽しめるお話になっています。
なんとなく、つぼみ vol.3 の秋☆枝さんの、「ふへんの日々」に似てて、それにちょっと甘味を足した感じでしょうか。お好きな人はこの短編もぜひ、ですね。
3 つ目は表題作の「メッされてキャッ」。この本の中で、この作品が一番好きでした。朴訥とした主人公が、愛され系な人を怒ったら、逆にそのひとに追いかけられるお話で、こういうお話し、好きなのですよね♪その後に少し揉めて結末、と手堅いプロットで、楽しめる内容になっています。
この作品の 2 人の関係は、乙ひよりさんの「maple love」に似ています。最終的な転結と全体的な雰囲気は違いますが、起承は近い設定になっています。maple love がお好きで、絵柄と作風があえば、こちらもかなり楽しめると思います。両方ともオススメです。
4 つ目。「あめ玉 1 つ」。うってかわって、初々しい高校生の関係で、短めの作品。かわいいかわいい。
5 つ目。「よみ人しらずのお便りです」。これも他作品と違って、ほんとうに秘めた恋心のお話し。「忍ぶれど 色に出にけり 我がこいは〜」ということで、作中にでてきた短歌によくマッチしたお話ですが、お相手は面白いちょっとおばかな子。面白さから秘めた恋心のせつなさにうつるのが良いです。
6 つ目。「星とつばくろ」。ちょっと悲恋。都会にでる人と残される人。道が別れる 2 人だけれど、もう少し自分の気持を見つめれば、もうすこし自分の気持ちをはっきり認識すれば、少し素直になればと思う切ないお話。お話が終わった後の結末はわからないけれど、追いかけてほしい、そんな作品です。
7 つ目。「チチンプイプイ」。最初どうなってるのか分からなかったです。ちょっとトリッキーな作品。甘さ控えめで、百合よりトリッキーな面白さが勝っちゃってるところもあるけれど、そこがちょっと魅力です。なんとなく、こういうのもあって、分野を豊かにしていくのが大事なのではないでしょうか。
どの作品も絵や演出、描写の雰囲気は同じなのですが、ストーリー(物語の骨子)や題材の雰囲気がそれぞれ違っているように思います。例えば、森島明子さんや乙ひよりさんなどさまざまな作家さんの短編では、舞台や状況が同じでも物語としてはニュアンスが近いように思いますが(私見)、この短編ではそれぞれの作品の物語部分が違っている感じがしました。どちらがよいということではなく、それぞれ"特徴"ですね。持ちネタが多く、1 つ 1 つが薄くもないという意味で、上手だなーって思います。
あんまり読んでいるときは意識しませんでしたが、あっさりした表現で、想像したり余韻を楽しんだりするのが好きな方におススメなのかなと思います。あとは、ちょっと崩した人物表現があるので、そこがあわないとあわないかもです。絵柄や作風はあうあわないあって仕方がないところがあるので、ちょっと絵柄をみてみてから手に取るのも良いかもしれません。
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